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建築・設計・施工から一点ものの製作までを行います

黒茶屋 水車製作 黒茶屋 水車製作

遼有堂の流儀

建築の仕事に

礼を尽くす

黒茶屋 水車製作

弁当箱から水車制作へ
挑戦と更新する事の大切さ
仕事への姿勢を学んだ

Detils

Client
黒茶屋
Order
水車制作
Material
赤松、欅
Period
素材選び・1ヶ月
刻み・5ヶ月
組み立て・1ヶ月
Size
一代目(1997年):直径4m
二代目(2017年):直径5.5m
Impressions
黒茶屋様からは、弁当箱造りのご依頼をいただいておりました。
 ある日、オーナーの高水様より「黒茶屋のシンボルとなる水車を作れる大工を探している」というお話を頂き、引き受けさせていただきました。
 水車を作った経験はなく、いわば挑戦とも言える案件だったのですが、「今までの経験と技術を駆使すればなんとかなる」という確信を持って一代目の水車を製作。その20年後、老朽化に伴い二代目の制作をご依頼いただくことになりました。
 同じものを更新する上で、一代目より良い水車を作る必要があり、二代目は初代の1.5倍ほどの大きさの水車を製作しました。パーツの数は695。総重量1400Kg以上を手刻みで作り上げました。
 オーナーの高水様にはお仕事をいただくだけでなく、人生の大切なものを教えて頂いており、ご依頼をいただくたびに身が引き締まる思いがいたします。

Client's voice

高水謙二(黒茶屋社長)

Client

高水謙二(黒茶屋社長)

懐石料理店「黒茶屋」「燈々庵」「井中居」の創業オーナー。
料理の美味しさと、日本の食のしつらえ、おもてなしは一級品。また、店舗建築は、古い歴史のある家屋を、伝統美と現代感覚を織り交ぜて商業空間として甦えさせたもの。日本の美学を垣間見ることのできる場所です。
日本文化の良さ、大切さを尽きることなく次世代へ伝えていくことが使命。

https://www.kurochaya.com

遼有堂に依頼した理由

1,依頼に対して迅速に取り組んでくれる事
2,技術的に優れている事
3,価格が適切で良心的である事
4,仕事内容の大小に関わらずやってくれる事
5,様々な木材を持っていて木の知識が豊富である事

  • 組み上げる前の手刻みのパーツ

  • パーツの数は695点にも及ぶ

  • 足場を組み、組み上げていく

  • 数人で息を合わせて組み上げていく

  • 徐々に全体像が見え始める

  • 組み上がった全体像

無理難題も難なくこなして見せた

私共の店のシンボルである水車(直径4m)を経験がないから無理な依頼かもと思ったが、頼んだ所完璧に作り上げたことに驚いた。

建物、建具、家具、木の器など木に関する事をすべてプロとして出来る人は私の知っている限りでは彼をおいていません。
私共のような商業空間(飲食店)にはいろんな職人が必要になるが彼は全てこなすので便利です。
彼にはNO(出来ない)という言葉はなく、どんな困難な仕事依頼でも出来る方法を考えられる経験、知識、技術を持っている方です。

  • 近況(2021年撮影)

  • 時を経て風景に馴染みました

  • 水を受け、気持ちよく回ります

  • ライトアップで浮かび上がる水車

水車の製作風景 動画