Now Loading

建築・設計・施工から一点ものの製作までを行います

山口様、オリジナル家具製作 山口様、オリジナル家具製作

遼有堂の流儀

作品の細部に

心を込める

山口様、オリジナル家具製作

ある日、フォトグラファーの山口様より、
「スタジオで使用する机を作って欲しい」
という依頼が入りました。

Detils

Client
Mariko yamaguchi(写真家)
Order<
スタジオで使用するテーブルの制作
Material
楠木
Period
2ヶ月
Size
2400mm × 850mm × 730mm
Impressions
以前から写真の撮影をお願いしていた山口まり子さん。その品のあるイメージに合うようなテーブルを作ろうと考えました。
 形はある程度決まるのが早かったのですが、使用する素材がなかなか決まらず悩み続け、山口さんとも話を繰り返していくうちに、一本の丸太から取り出した無垢のクスノキという答えにようやく辿り着きました。
 縦が240mmあるという堂々とした天板を支える脚は、アール・ヌーヴォーを彷彿とさせる彫刻を施し、大胆なカーヴによって見応えのある脚線美が現れました。

Client's voice

山口まり子(フォトグラファー)

Client

山口まり子(フォトグラファー)

ブライダルフォト会社、スタジオ勤務を経てフリーランスフォトグラファーへ。人物と風景、イベントなどを中心に撮影。2020年春に事務所をを設け、その一室を使い写真スタジオをオープン。
2020年、鋤柄大気、野口勝央と共に「クリエイティブを旅する 東京最西端物語」をリリース。

https://marikoyamaguchi.photo

お客様をお迎えするにふさわしい机を

数年前から遼有堂さんのつくった作品の撮影をさせていただいておりました。 撮影は仕事や作品への思いをじっくりとお聞きしながら進んでいくのですが、作品と同様にとても素敵な方で毎回大きな刺激をいただいておりました。
そんな中でいつか遼有堂さんに何かをつくっていただきたいな、と夢の一つとしてただ漠然と思っておりました。

時を同じ頃に自身の事務所の内装を改修しており、お客様をお迎えするにふさわしいテーブルを探していました。しかしなかなか思ったものとは出会えずどうしたものかと考えていたところ、もしかしたら今がその時かもしれない、と遼有堂さんに製作のご相談をしました。

  • 丸太を製材するところから始まりました

  • 製材前に念入りに打ち合わせ

作業を始めると、空気感がガラリと変わったことに驚きました

今回、写真家としての特権でテーブルの製作風景を撮らせていただきました。
いつもは優しくて温和な印象の遼有堂さんの空気感が製作に入るとガラリと変わったことに驚きました。 同じ空間にいるのに別世界を覗いているような感覚になり、その凛とした佇まいはつくるという行為そのものが芸術とも思える姿でした。

以前からお聞きしていたつくる事に対しての気持ちや姿勢を、カメラを通して目の前で見ることができ大変貴重な経験でした。

今回のテーブルはデザインから木の種類まで全てフルオーダーでご依頼したのですが、その製作現場を見て撮って木の香りやかんなの音を聞く、それはとても贅沢な時間でした。

  • 脚部の設計図

  • 脚部の木材に印を刻んでいきます

  • 作業中の風景

  • 様々なノミを使い脚を彫刻していきます

ただただ楽しみに待っていました。

全てをお任せるする、というのは信頼あってのことだと思います。
遼有堂さんへのご依頼は一片の不安もなくただただ楽しみに仕上がりを待っておりました。

遼有堂さんの素晴らしい技術や実績は私はもちろんのこと、私の周りの方々もご存知でしたので、途中でいろいろな方々から「すごい依頼したね..」という声がありました。「確かに…」とご依頼したことへ段々とプレッシャーを感じたこともありますが、完成したテーブルを見てつくってていただいて良かったと心から思います。

このテーブルを見るたびに私自身の仕事に対しての気持ちも引き締まりますし、頑張れと背中をそっと押していただいているようなそんな気がします。繊細でありながらも力強い、この美しいフォルムからはそれが見てとれます。
彫刻のような曲線美と効いたエッジは、訪れた人誰もが愛でたくなるものとなっています。

生涯のものにどれだけ出会えるか、というのは人生において大切なことなのかもしれません。
私にとってこのテーブルは間違いなく生涯のものとなりました。
遼有堂さん、ありがとうございました。

  • 繊細さと力強さを表現

  • 彫刻によって削り出した曲線

  • 眺める角度によって表情が変わります

  • 様々なサイズの鉋で削り出しました